●○創始の動機と目的○●

人、人、人、すべては人の質にある」
−創始の動機と決意

1945年(昭和20年)、戦時下の中国東北部にいた宗道臣は国家や民族の利益が優先し、力だけが正義であるかのような国際政治の厳しい現実を目の当たりにしました。その中で宗道臣は、物事は影響力のある立場に立つ人の人格や考え方によって大きな差があることに気づき、「人、人、人、すべては人の質にある」と悟ったのです。「すべてが人によって行われるなら、本当の平和は、正義感と勇気と慈悲心の強い人間を一人でも多く育てる以外にない」と気づいたのです。そして「志のある青少年を集め、道を説いて正義感を引き出し勇気と自信と行動力を養わせて、祖国復興に役立つ人間を育成しよう」と決心したのです。


拳技を中心とした人づくりの道

帰国した宗道臣が見たのは、敗戦下の混乱する日本の姿でした。道義も人情もすたれ日本人同士がいがみ合い、不正と暴力が横行する社会で、青少年も大人たちも国民の大多数が将来の希望もなく右往左往していました。そこで宗道臣は、中国在住時に学んだ拳技を整理、再編し、創意工夫を加え一人ひとりが楽しみながら技法を修得できるような新しい技術体系をつくり、自宅を道場とし、拳技を教えると同時に自分の人生観や世界観を説いたのです。拳技を中心とした人づくりのはじまりです。こうして、人間の身心の改造と平和的手段による社会変革を目指し、人づくりと平和で物心ともに豊かな社会の実現を目的に、宗道臣によって少林寺拳法が創始されたのでした。


少林寺拳法の目指す人間像

このように少林寺拳法は、ただ単に腕力の強い人や技の上手な人をつくるために創始されたのはありません。少林寺拳法の修行を通じて、人間は育つ可能性を有する種子であるということを信じ、健康な肉体と不屈の勇気と円満な人格を得て、個人が幸福な人生を送れるように、そして同時に平和で豊かな社会を実現するために積極的に行動していける勇気と情熱、しっかりとした考えと正義感あふれた真のリーダーを育成するのです。少林寺拳法の拳士は、自己の可能性を信じる生き方ができる人間、主体性を持った生き方ができる人間、他人の幸せを考えて行動できる人間、正義感と勇気と慈悲心をもって行動できる人間、連帯し協力し合う生き方ができる人間になることを目指します。

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