呪い

 
私は言いしれぬ息苦しさの中、目を覚ました。

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呼吸困難による酸素不足のために脳細胞が事態を認識できないでいる。10秒後ようやく思考回路が回復した。私は喘息もちでもないし、金縛りってこともない。いや、そんなことをくどくど考える必要はない。原因は、とっくにわかっているのだから。そう、あれだ、間違いない。私は顔を横に向けた。この重苦しさの元凶がいるはずの方向に、

 
temp*クスクス







あきゅろす。
リゼ