銀魂小説
お風呂からあがったら湯冷めするまえに寝なさい (完

「土方さん、まだですかぃ?」
「さっさと決めるよろし」
「まて、まぁ待て!」
(考えろ俺!!銀時と寝る唯一のチャンスだ!!よく思い出せ。あいつらがわりばしを引いたときのリアクションと言葉を!!)

「おぉ〜不吉な数アル」

(そうだ、たしかチャイナ娘は不吉な数だと言っていた。1から5までで不吉なのは4だけだ。チャイナ娘は4だと決めていいだろう。ほかには・・・)

「2かぁ〜王様がよかったな〜」
「近藤さん、数字言っちゃダメなんですぜぃ?」

(近藤さんは2だと暴露していたな。メガネ君のはたしか5だったな。悪いがチラッとみえたぜ。残るは沖田と銀時・・・。当たれば天国外せば地獄!!!!!どっちだ!?どっちなんだ!?)

「土方さんもういい加減にしてくだせぇ。」
「そうだぜトシ。ちょっと長すぎだろ?」
「あっあぁ。わりぃ。」
(あぁもう!!ここは勝負か!1か3か!?えぇーい!!)
「2と5、4と1、俺と3!!!!!」


「近藤さん、よろしくお願いしますね」
「あぁ、じゃあもう遅いし部屋いくか。みんなおやすみ〜」
「おやすみなせぇ近藤さん、メガネ君」

「1番誰アルか?」
「1か?1は・・・」
沖田が口を開く。土方の心臓は爆発寸前だった
「・・・俺でさぁ」
よかっっったぁぁあ!!!!!
土方が心の中でおたけびをあげた
「じゃあ俺は銀時とか!?最悪だ」
「まぁた憎まれ口たたいちゃって♪」
お見通しと言わんばかりに笑顔な銀時
「ほらガキ達も早く寝なさい」
「はぁい。じゃあね銀ちゃんおやすみ〜」

沖田と神楽は土方の部屋をでていった


「チャイナ、さっきも言ったが部屋にはいっしきしか布団はねぇぞ?」
「それが?」
まったくなにも考えていない小娘であった
「寒いアル。早く寝よう?」
「おっおう。」
布団を敷いて一緒にもぐる
「うぃ〜暖かいアル♪ねぇソウゴ〜」
ご機嫌な神楽とは裏腹に心臓が落ち着かない沖田
寒い日は押入れからでて銀時の布団にもぐりこんでいる神楽にとって男と寝ることはなんでもないことだった。
「おやすみぃ」
お気楽な神楽に背をむけて沖田は眠れそうにないなと徹夜を覚悟した



「銀時、俺風呂入ってくるから布団しいて先寝といてもいいぞ?」
「ん〜湯冷めしちゃったから俺も入る。」
「はぁ!?一緒に!?」
「なにか変か?」
銀時はニヤっと笑う
「おまえなぁ・・・」
「うれしいくせに」
「ちっ。うれしいよ。わりぃかよ」
「素直じゃねぇな。土方は」
「・・・土方って・・・」
「ん?おまえ土方じゃないのか?」
また・・・銀時はこんなタイミングでわざとらしい・・・
でもそんな銀時にはまってしまっている自分が嫌いではない土方だった。



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