沖神小説
11月のサンタ 2

『新八〜まだアルか〜?腹減って死にそうアル〜』

ソファーに寝転びながら鍋を待つ神楽とキッチンでせわしなく準備に追われる新八

『もーできますよー!それより、銀さん遅いですね〜』

『迷子アルかー?あ、新八サンタに何もらうか決めたかー?』

『あ、え、サンタさん?ね、えーと、お通ちゃんの新アルバムを頼みましょうかねー』

そっか、神楽ちゃんはまだサンタを信じてるんですね、危ない危ない




ピンポーン

『銀ちゃーん?あいてるよ〜』


……ピンポーーン

『?銀ちゃんじゃないのかな?』


神楽は夕飯の用意をする新八の変わりに玄関へ向かった


『はいはーい、どなたアルかー?』

ガラガラっと音を立てて開かれた玄関先に人物はいなかった。

その変わりに大きな包みがひとつ

神楽は辺りを見渡し、ソレを部屋の中へ運んだ


『誰でしたー?』

『誰もいなかったネ〜、変わりにコレがあったアル』

言いながらリボンを解いて行くとさっきショーウィンドウ越しに見惚れたフカフカのテディーベアがあらわれた


『わぁ…!サンタ、日付間違えたアルか?』

ギュッと勢いよく抱きつくと足元に紙が一枚落ちてきた

『ん?何……!!!!』


ちょっと早いけど、メリークリスマス。チャイナ


自分の事をチャイナと呼ぶのはアイツしかいない


あぁどうしよう、無自覚だった何かが一気に込み上げてきた

頬を真っ赤に染めて、もう一度クマに抱きついた


『メリークリスマス、そーご…』




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