2/6ページ目 「喰ら…えぶらびゃっ!」 あと1メートルの所で、ハンターは謎の衝撃に吹き飛ばされる。 「うごおぉぉ!!」 その衝撃は凄まじく、ハンターは2〜3メートルほどゴロゴロと転がっていった。 少しばかり場を戻してみよう。 ハンターが突進をした時。 リオレウスが引きずっている足元に一匹の豚がキノコを貪っている。 …その豚がキノコを食べ終え、次のキノコを探して移動する最中… グシャッ。 表現するとそんな感じの音が豚の頭を襲う。 『プギィ〜ッ!!』 あの巨大な足に蹴られたのだ。やはり相当痛かったのだろう。 その怒りの矛先は何故かハンターに向き、突進最中の彼にぶち当たる。 つまり簡単に言うと『モス』にぶっとばされた訳だが。 そのおかげでリオレウスは寝床に逃げてしまい、残ったのは側を徘徊するアイルーが二匹と、怒り狂うモスが一匹。 「てん…めぇぇぇ!! この豚がああ!! 特産キノコキムチにして食ってやろうかゴルァアア!!」 最早逃げたリオレウスは忘れ、大槍使いのハンターは起き上がってモスを睨む。 その目には涙がうっすらと浮かんでいた。 「ちょ…マサさん落ち着いて!」 先程まで無言でその様子を見ていた太刀ハンター…グレンは、大槍使いのハンター…マサを背中からしがみついて押さえつける。 「離せグレン!! 俺は今からこの豚を特産キノコキムチにするって決めた…おごっ!!」 「ぶへっ…!」 再び、モスの突進がマサに炸裂する。 勿論、背中にいるグレンも巻き込んで。 「ぐぐぐ…ブキィィィ!! この特産キノコキムチがああ!! キムチのくせにイキが良いじゃねぇかああ!!」 最早どちらが豚か分からない雄叫びを挙げ、マサは闇雲にランスを振り回す。 「うぎゃああああ!! 鼻が…鼻がああああ!!」 マサに押し潰されたグレンは、鼻を押さえて悶えるのみであった… [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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